【吉祥寺】公園通りの怪
吉祥寺には魔物が住んでいる
昔々、mixiでこのような日記を書いた。
今回も吉祥寺で魔物を発見したので、
記しておこう。
吉祥寺には確かに魔物が住んでいる。
この大都会と田舎町の中間地点の街。
吉祥寺駅には、東京の中心を走る中央線の急行が止まり、
新宿まで15分もかからず。
一方で、東京の自然を象徴する井の頭公園は、
駅から徒歩5分に位置し、宮崎駿が出没するという
三鷹の森も隣接する。
都会と田舎。
対極に位置する概念の間には、
得体のしれない深みがある。
ギャップのある人間は、底知れぬ魅力をもっているものだ。
都会と田舎の移りゆくグラデーションのまち、吉祥寺。
公園通り。
駅から井の頭公園へ行く道。
この通りには、民族系雑貨店や古着屋が
立ち並ぶ。
そんな路面店の一角に、
禍々しいオーラを放つ衣装が…。
それは、殺気であった。
開拓民を一撃で仕留めんが如くの威勢。
フロンティア・スピリッツもこの少年の前では、
散り散りになる。
この躍動感、まさにインディアン会の
ジャンヌ・ダルクである。
凛々しい。
となりの少年も憧れの眼差し。
良心的な値段。
果たしてこの狂気を買い求める戦いの意志があるものはいるだろうか…。
吉祥寺には、やはり魔物が住んでいる。