東京モラルハザード

お腹がゆるいので、うんこを漏らさないことを目標に生きています。音楽を中心にカルチャー寄りの話題を書きます。

MORALITY IS DEAD

2024年11月


SEOとかも考えるの面倒し、AdSenseで稼ぐ気もない。
でも、生活を記録していく意味はある。
別にインターネットに書く意味もないが、blueskyを始めて久々に2000年代頭のインターネットに関する心地の良さみたいなものを感じて、とりあえず発信する習慣を取り戻そうと思ったのかもしれない。

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FRUE

フルーというフェスへ行く。
今年で2回目。
10年くらい運営していて、初めての雨。台風直撃で結構辛かった。山岳テントなら大丈夫だろうと思ったが、見事に倒壊していて笑った。
坂本慎太郎があのステージで見れてよかった。終始酔っており、記憶が若干曖昧。ナチュールワインだけ販売しているブースがあり、そこでひたすらボトルワインを空け続けていた。普段はナチュールワインなんて飲まずに、フロンテラのカベルネソーヴィニヨンにしか飲まないが、ナチュールが良かったのか全然酒が残らなかった。良い酒は残らないんなんて言うけど、それは嘘だと思っている。でも、時々そういう経験があるから、人はそんなことを言うのだと思う。

OMM

山岳オリエテーリングのレース、OMMに出る。これも今年2回目。
完走率が低い中、完走した17%に入る。入賞とまでは行かないが、まずまずの結果だった。
今年は完走を目指していただけ。
でも良い結果が出たので、来年はもうちょっと上の順位を目指すような走りができるように体を鍛えたい。
地図読みはできたけど、走力がなかった。

OMMに出る理由は、バリエーションルートを認められた状態で歩けるところにある。
普段は登山道を外れるのに、それなりに覚悟がいる。
少し外れたところを歩くだけで、一般登山者に注意されるはあるし、万が一無理をすれば命はない。
低山の沢の高低や崖を舐めてはいけない。

ただOMMであれば、少なくとも踏み跡を外れて歩くことが前提にされているし、下見をされたコースなので少しの無理なら効く気がする。
普段の山だと少しの罪悪感がある分、OMMではその引っ掛かりがないから地図読みに集中できる。それが楽しさにつながっている。

あと、普段は単独行なので、バディのための足を引っ張らないように体をいい状態に保つ意識も生活に良い。
OMM終わって、さっそく2kg増加した。

2024-11-28 Night Passage - Alan Lamb

room40.bandcamp.com

環境音楽って、難しいし、その難しさが仕事をするときのBGMとして邪魔にならなくて丁度良かったりする。

再生してすぐに気づいた。
これは聞かせる音楽だと。しっかり聞かないといけないという感じがした。普通のノイズではあるけど。惹きつける何かがあった。
概要欄を読んで、理解して、納得してしまった。

When the Scottish composer Alan Lamb was a child, his nanny put his ear to a telephone pole so that he could “hear the sound the world made.” Soon thereafter, he had recurring dreams of a faraway train that sounded a sustained major sixth interval. Some 25 years later, these experiences would combine as he slept in his van by the side of the road. Another major sixth was ringing in his head, but this time it was not in his dreams: The telephone wires outside were singing in the wind. Lamb became obsessed with recording this phenomenon, but it was nearly impossible to replicate until he found a half-mile of telegraph wire on his sister’s farm, called Faraway, in Western Australia. He purchased the disused poles and wire for $10 and created the Faraway Wind Organ, possibly the largest musical instrument in the world. The taut wires reacted to any stimulus, from the wind to contact with insects or rain. By tightening or loosening the wires, hanging objects from them, and manipulating them within their wooden supports, Lamb discovered a further range of sounds. He would record them for hours at a time in all weather conditions, carefully crafting compositions afterward from the results. Night Passage features two such compositions along with a third, created with a separate wind organ in Japan. The album is a classic of environmental sound, originally released in 1998 but now remastered and reissued for Lawrence English’s Room40 label. The Faraway Wind Organ has long since been destroyed, its wires fried by lightning and its poles eaten away by termites, but its massive sound lives on in Night Passage.

訳:
スコットランドの作曲家アラン・ラムが子どもの頃、彼のナニーが電話柱に耳を当てさせて「世界が作る音」を聴かせたことがあった。その後間もなく、彼は遠くの列車がメジャー・シックススの和音で鳴っている夢を何度も見るようになった。それから約25年後、彼は道路脇のバンの中で眠りながら、それらの経験が再び結びつくことになる。頭の中でまたメジャー・シックススが響いていたが、今回は夢の中ではなく、外の電話線が風に揺れて歌っていたのだ。ラムはこの現象の録音に取りつかれるが、再現はほぼ不可能だった。そんな中、彼はオーストラリア西部にある妹の農場「ファラウェイ」にあった半マイルほどの電信線を発見する。彼は使用されていない柱と線を10ドルで購入し、世界最大級の楽器かもしれない「ファラウェイ・ウィンド・オルガン」を作り上げた。張り詰めたワイヤーは風や昆虫、雨など、どんな刺激にも反応し音を生み出した。ラムはワイヤーの張り具合を調整したり、物を吊り下げたり、木製の支柱内で操作したりすることで、さらにさまざまな音を発見した。そして、あらゆる天候の中で何時間も録音し、その結果から注意深く作曲を行った。アルバム『ナイト・パッセージ』には、そのような録音から作られた2つの作品と、日本にある別の風オルガンで制作されたもう1つの作品が収録されている。このアルバムは1998年に最初にリリースされた環境音楽の名作で、現在はリマスターされてLawrence EnglishのRoom40レーベルから再発売されている。ファラウェイ・ウィンド・オルガンは、雷でワイヤーが焼け、シロアリに柱を食べられてしまい、今では存在しないが、その圧倒的な音は『ナイト・パッセージ』に生き続けている。

    • 訳終わり--

そして、感じながら、聞くことにした。
目を瞑って、LRのスピーカーの間に座って、久々に聴覚だけに集中した。

24分間。
すごく情景が浮かぶ。

異国の風にワイヤーがなびいていることを確かに感じる。電気信号が微弱に流れている、何かが日本のものではない、違う湿り気をもって吹いている。
そう思えた。

雨なのか、風なのか。
不思議と、芝生と曇り空と風を感じた。
そして、その風がちょっとずつ変わっているのを感じた。
すごく立体的にその環境が感じられた。
気温も多分15度とかそれくらいで、風が同じ方向じゃなくて、いろんな方向からちょっとずつ吹いてくる。肌寒くて、ウールのロングコートのようなものを羽織っている。きっとその下には、薄手のセーターを着ている。ウールっぽいパンツを履いた男が猫背になりながら、繊細に録音を続けている。
とても熱を感じる。
そういう情景が繰り返し、繰り返し、頭の中に流れる24分間。

物語性があるというか、聴覚しかないのに、風の触覚や匂いまで感じるような。マインドフルネス瞑想的であり、海外旅行をしたような気分でもあった。

とても刺激的な体験。
おすすめです。

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足を痛めて一週間経った

足を痛めた。
1週間前それは突然やってきた。

右足が腫れ、薬指の筋?みたいなところが足が付けないほどの激痛になった。
朝起きてすぐのことだった。前日から違和感はあった。夏の暑さもあって1ヶ月ほどランニングや運動をやめていたから、それが災いして痛めたのかと思った。筋を伸ばしたりしていたら、朝起きて床を素足で突けないほどの激痛。思い当たる節はなかったが、すぐに骨折が思い浮かぶレベルだった。
壁を伝いながら、クローゼットに眠っていた冬用の厚底スリッパを取り出し、装着。そのまま登山用ストックも探し出し、家の中をストックを突きながら移動した。歩くだけで脂汗が出るほどの痛み。椅子に座っていても、ジンジンと痛む。
とりあえず、最寄りの整形外科を探す。あいにくどこもやっておらず、翌日の金曜は祝日。家から15分のところに土曜にやってる病院を見つける。
この足で15分歩けるのか。これで2日我慢するのか…。

あまりの痛みにGoogle検索が止まらない。
一番最初に出てきたのは、痛風
あー、たしかに今月は運動していない割に食生活は乱れていた。しかも、昔から尿酸値は高めだ。この数年、健康診断では引っかかっていないけど。

痛風なら、お酒をやめることもできるし、それはそれで都合が良いと思った。
お酒には飲まれるタイプだ。年に2回くらいやらかす。
やめられるのなら、これを機にやめたい。

トイレに行くだけでじっとりと汗をかいた。
当日は痛みで寝ることができず、金曜を迎えた。

病院へ行く

土曜日。

朝起きて、余裕があったので近年の健康診断の結果を見る。
なんと、この3年尿酸値の項目は空欄…。
そんなことある?
尿酸値って普通測定されない?
来年から受診する病院変えよう…。
痛風の可能性が高まる。

木曜、金曜よりは多少症状が改善し、クロックスを履けば歩けないことはない。
クロックスも久しぶりに履いた。捨ててなくてよかった。

朝一の病院は、30分待ちで順番が来る。いい加減な土井善晴みたいな先生が対応してくれた。土井善晴なのに、いい加減とはこれ如何に。

結果は、モートン神経腫らしい。
なにゃ、それ。
痛風の可能性も考慮して、血液検査もする。
結果は来週待ち。

モートン神経腫ってなんじゃ。痛み止めだけもらって帰る。

その後

まだ次回の受診待ちだが、痛みは一進一退。
どの靴を履こうが常に痛む。そこそこ痛い日もあれば、緩めの日もある。

モートン神経腫について調べたら、保存的療法ばかり。この痛みがずっと続くのか?このままランニングも登山もできないまま生きるのか?
ものすごく気持ちが沈む。
ちょっとの外出も一苦労。

いっそ痛風のほうが薬飲むだけで済むし、そのほうが良いと思ってしまう。

今日、久々に散歩をした。
たった5km。
それを1時間かけて。
道中、尋常ならざる痛みを感じる。
右足は常に握りこぶしのように丸めて、アーチを作った状態で歩く。
少しでも開放すると、ビリビリした痛みが走る。

あー、とても山は無理だ。
1時間の平地でこの痛み。
山用の靴も2週間前に新調したばかりだというのに。

家に着くと、たった5kmの散歩で太ももがジンジンした。
久々の運動は気持ちいいが、それ以上に足の痛みが悪化しないか心配になる。

このまま運動ができない身体になるのか。
そんなことを思って、悲しい気持ちになった。

MORALITY IS DEAD