producteev死亡。個人や小規模チーム向けの無料タスクマネジメントツールを4つ紹介する
愛用していたタスクマネジメントツールが死んだ
普段、音楽の記事しか書かないけど、とても悲しいことがあったので、それと立ち向かった記録をログっておくことにした。
無料でフル機能が使用できるタスクマネージメント、タスクコラボレーションツールの「producteev」が死んだ。
www.producteev.com
3日前から調子が悪いと思っていた。タスクを打ち込んでも、完了しても、何かアクションを起こすと画面上部に赤いバーが出る。ちょっと風邪引いただけかなって思ったけど、なかなか治らないから、サイトのお知らせやニュースを見た。何もない。不思議に思ってTwitterで検索したところ、コミュニティでひっそり終了報告をしてやがった。
community.jivesoftware.com
サイトで報告しろ!ブログもTwitterもFacebookも2016年で更新止めやがって!でも、無料だから、仕方ない!!
ツール探しの旅がはじまった。
タスク管理ツールに求める機能
私がタスク管理ツールに求めるのは、以下の機能や要件
(ココらへんの機能は、producteevには全部あった。)
- プロジェクト別にタスクがリスト化される
- 個人に振られているタスクをプロジェクト横断で一覧で見られる
- 期限が振れる、カレンダービューで期限が見られる
- タスク内にサブタスクが振れる
- ラベルがつけられる、ソートが楽
- タスク別に進捗やコメントが記入できる
- スマホアプリ(正直無くても良い)
- 無料(個人の使用をベースに考えているため)
- 重くない
ちなみに、個人的なタスク管理の変遷は以下の通り。
todoist
Todoist: あなたの生活を体系化するタスク管理アプリ
有料会員として使用(確か1,000円/月)。個人で使用する分にはシンプルで機能は充実していた。使って半年くらいで、ライターやベンダーとチームで作業することが増えて、複数名で作業フローが見えるタスク管理ツールに切り替えたくて、kanban?形式のサービスを検討し始めた。
jooto
タスク・プロジェクト管理ツールJooto(ジョートー)
Trelloにしたかったが、当時日本語化されておらずチームで英語サービスに対する反発が強く、jootoへ。
ここでも有料使用。1,000円/月だったかな。
ガントが表示されるのが魅力だったが、如何せん表示が重かった。いまは改善されてるかもしれない。
1年ほど使って関わるプロジェクトが増えまくり、kanban形式だと全てのタスクが負えなくなってきていた。プロジェクト別にしかタスクが表示されず、自分が関わっている全タスクが一覧で出ないことは問題だった。しかも、開発は全てBacklogに移り、タスクフローを追うライター管理業務も大きく減少した。
ここで、一瞬Trelloを試したりしたが、単純なリストとカレンダービューが欲しくて新しいサービスを探すことにした。
producteev
producteevにたどり着く
個人のタスク管理に重点をおきつつ、コラボレーションもできるサービスを探した結果、producteevを見つけた。24時間カスタマーサポート以外の全機能無料、Jiveの製品ということもあり、すぐに飛びついた。UIは良いし、軽いし、メンバーごとの一覧のタスクも見られるし、 カレンダービューとリストビューも使いやすいし、シンプルでよかった。新しい組織も無料でたくさん作れるのがまた良い。
悪い点を挙げるとすれば、表面的なデザインがちょっとダサいのと、スマホアプリが使いづらいところ。満足度は高かった、ほんとに。
そんな遍歴から下記に紹介するツールは、個人で使えることを重視しつつ、5人くらまでのチームであれば無料で使えることを前提にまとめた。
いまってすごく多いの、無料のタスク/プロジェクト管理ツール
www.getapp.com
上のリンク見ればいっぱいあるんで、オススメが気に入らなかったら好きなもの探してください。フリーミアムって書いてあるけど、実際トライアル無料ってのも結構ある。
お金に余裕があったら、WrikeかBasecampを使いたい。
無料で使えるおすすめ4選
1. asana
asana.com
ここは有名どころだから、正直調べれば色んなレビューやらが出来きます。とても良いです。強いて挙げるなら、無料だとListビューでのタグ別(CustomField)ソートができない点。
カレンダービューもあるし、それをGoogle Calendarに連携することもできる。有料にすると進捗率のレポートとか、プロジェクトのガントチャートも見られる。しかも、デザインがカッコイイ。
UIだけでいうと、紹介する中で1番綺麗だと思う。
- プロジェクト別にタスクがリスト化される
→できる
- 個人に振られているタスクをプロジェクト横断で一覧で見られる
→できる
- 期限が振れる、カレンダービューで期限が見られる
→できる
- タスク内にサブタスクが振れる
→できる
- ラベルがつけられる、ソートが楽
→有料のみ
- タスク別に進捗やコメントが記入できる
→できる
- スマホアプリ(正直無くても良い)
→あるし、きれいだし、軽いし使いやすい
- 無料(個人の使用をベースに考えているため)
→無料枠の機能制限が惜しい
- 重くない
→軽い、早い
2. paymo
www.paymoapp.com
日本には割り勘サービスがあったなあ。
このサービス、日本語でproducteev悲しいって呟いたらリプしてきた。SNS戦略が強い。
Very sad indeed 😞 Go ahead and test @Paymo, a task and project management tool designed to take the stress out of your work: https://t.co/2DkGyKjCFC
— Paymo (@Paymo) 2018年4月13日
どちらかというと、個人使用に特化している印象。特徴的なのは、請求管理までできること。ラベルがないことが1番引っかかって終了。慣れれば全然いけちゃうと思うけど、無料枠は1ユーザーまでってもネックになった。
あと、後述のサービスにも付属する機能だけど、タスク別の時間計測ができる。ちなみに、私は管理ツールとは別でtogglを使ってる。
toggl.com
- プロジェクト別にタスクがリスト化される
→できる
- 個人に振られているタスクをプロジェクト横断で一覧で見られる
→できる
- 期限が振れる、カレンダービューで期限が見られる
→できる
- タスク内にサブタスクが振れる
→できないけど、そのかわりAsanaにもある、section機能とかで対応できるとは思う。
- ラベルがつけられる、ソートが楽
→有料でいけるのかな?
- タスク別に進捗やコメントが記入できる
→できる
- スマホアプリ(正直無くても良い)
→ある。試してない。
- 無料(個人の使用をベースに考えているため)
→ユーザー数以外は満足
- 重くない
→軽い、早い
3. Zenkit
zenkit.com
デザインがめちゃ好み。すごいテンション上がる。
無料枠は5ユーザーまで。
タスク管理だけじゃなくて、マインドマップの作成もできるのが面白い。一瞬ラベル管理はできないのかと思ったら、CustomFieldで自由に設定できる。拡張性が高く自分の好みに作り変えられる。
一方で、拡張性が高い分の整えるが面倒だが、プロジェクト内容に合わせてテンプレートが用意されているので、それを使えばいいと思う。
ネックになったが、プロジェクト横断の全タスク一覧にソートが無い点だ。ここでソートができないと、複数プロジェクトから優先すべきタスクが見えなかったりする。惜しいし、多分近い内に実装される気がする。
デザインを含め異質だが、結構有りなんじゃないかって思ってる。
- プロジェクト別にタスクがリスト化される
→できる
- 個人に振られているタスクをプロジェクト横断で一覧で見られる
→できるけど、ソートができない。
- 期限が振れる、カレンダービューで期限が見られる
→できる。拡張性も高い。
- タスク内にサブタスクが振れる
→できる。
- ラベルがつけられる、ソートが楽
→個人のタスク一覧ページで何故かできない。
- タスク別に進捗やコメントが記入できる
→できる
- スマホアプリ(正直無くても良い)
→ある。きれい、早い。
- 無料(個人の使用をベースに考えているため)
→Forever。各プロジェクトで2,000itemまで。ストレージは1G。
- 重くない
→軽い、早い、デザインとUIが少々独特。
4. clickup
1番オススメ。
無料でほぼすべての機能が使用できる。Google Calendarなどの外部サービスとの連携もしやすいし、togglかharvestと組み合わせてタイムトラッキングもできる。
producteev終了を嘆くユーザーにもSNSで積極的にアプローチしている。
ネックは、2つ。1つ。
まずは重い。
いまユーザーが急激に増えているからなのかもしれないけど、producteevより重い。ってか、他の比較サービスがサクサクだから余計に重く感じる。
特に目立つのがタスク詳細の表示。まず、サイドバーではなく、ポップアップで表示される上に、もたつく。動作はGIFにしたから、見てください。
次に、タスク一覧に期限が表示されない。
期限日でソートできるのに、一覧で表示されない。カレンダーでも見れるし、ソートもできるので、このツールの哲学なのかもしれない。
設定をイジると期限もラベルも有効になった。
それ以外は不満がない。
- プロジェクト別にタスクがリスト化される
→できる。
- 個人に振られているタスクをプロジェクト横断で一覧で見られる
→できる。
- 期限が振れる、カレンダービューで期限が見られる
→できる。
- タスク内にサブタスクが振れる
→できる。
- ラベルがつけられる、ソートが楽
→できる。
- タスク別に進捗やコメントが記入できる
→できる
- スマホアプリ(正直無くても良い)
→ある。PCブラウザ版と違って、快適。
- 無料(個人の使用をベースに考えているため)
→ほぼ全て無料。
- 重くない
→重い。あとは、UIがちょっとごちゃごちゃしすぎ。
まとめ
producteevから移行するなら、clickupがオススメだと思う。
でも、金払えるなら払ってasanaあたり使うのが1番良いと思う。
結論:お金を払おう