東京モラルハザード

お腹がゆるいので、うんこを漏らさないことを目標に生きています。音楽を中心にカルチャー寄りの話題を書きます。

MORALITY IS DEAD

【落語】桂歌丸「厩火事」書き起こし

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今年も新年会の季節がやってまいりました。私、毎年どこかで一席設けさせていただいているもので、今年で3年目になります。今年は、大好きな演目「厩火事」に挑戦しました。

昨年末、立川談春さんの「赤めだか」がドラマ化されたこともあり、落語の検索数急上昇でございます。いつもだったら、ねむきゅんの記事が1位でございますが、この年初におきましては、さすが落語が来てると見える。しかも、立川談志の書き起こしを書いたものですから、うまく世の中の流れと絡めたというところでしょうか。

これから落語聴くようになった人にオススメの書籍があります。それが落語百選。

落語百選 冬 (ちくま文庫)

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落語百選―春 (ちくま文庫)

落語百選―春 (ちくま文庫)

これが四季折々の傑作を載せてまして、1年通して4冊読めば、落語の有名どころの演目は、だいたい抑えられるという魂胆です。これがKindleで季節ごとに半額セールがされているものですから、今年は随分楽しませてもらいました。本自体は、結構重みがあるのですが、Kindleで持ち運ぶのには最適ですよ。私は、昨年の春から読み始めて、ついに最終巻の冬巻の途中まで読み終わった所です。

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厩火事

この演目は、本当に落語の中の落語といいますか、もう下げが最高なんですね。初めての出会ったのが書籍だったのですが、まあ落ちの秀逸さに感動してしまったものです。おそらく、オチで1番驚いたのは、この噺ではないでしょうか。

兎にも角にも、1回みてもらうのが1番。

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いつもだったら、談志か、せめて立川流のを紹介するんですが、談志の厩火事はネットには上がってないし、志の輔さんのも悪くないんですが、歌丸師匠の語り口の緩やかさが、なんとも初心者に優しいと思いまして、選ばせていただきました。(書き起こししやすかったです…)
最後に、照れ笑いしながら、お辞儀する歌丸師匠が、なんともカワイイですね。

書き起こし

今回の書き起こし総時間は、3時間。暗記は、1週間。通勤時にひたすら読み込んで、暗唱してました。
枕抜いたら、だいたい15分くらいのものなんで、鼠穴なんかに比べれば、まだちょろいもんですよ。
また、人物も常時2名ずつしか出てこないから、演じ分けやすい。演る側にも、聴く側にとっても優しいですね。

人物が入れ替わるところで、1行空白行を入れています。誤字脱字は、ご了承願います。意味不明な部分合わせて、記事の最後に補足も入れてます。


(動画の7分20秒くらいから噺の本編)

誰だい、いきないうちの中に飛び込んできて、眼の色変えて、、、お崎さんじゃないかい。なんて顔して入って、わかった、おまえさんまた、夫婦喧嘩だな。

(慌てて上がってくる音)はあはあ、旦那、そうなんでございますよ。

そうでございますよって、おまえさんのうちぐらい喧嘩するうちはないね。3日にあげずだね。そのたんびに、あたしが引き合いに出されたんじゃあ、ましょくあわないよ、どういうことなんだよね

じつはですね旦那、今朝があたしがうちを出掛けに、うちのひとに、今日は帰ってきてから、夜なべが2つばかりあるから帰りが5時ごろになる。帰ってきたらすぐごはんが食べられるように支度をしておけって、言いつけて、外へ出たんですよ

おまえねえ、どっか違ってやしないかい?そりゃ、おまえさんの家業は髪結いだよ。髪結いという家業かもしれないけども、亭主にものを言い付けるというのは、聞きづらい言葉じゃないかい。昔から女は女らしくということ言うじゃないかい。今更、おまえにこんなこと言ったってしょうがない。で、どうしたんだい?

表へ出る途端に、仲間のおみつさんに合ったんですよ。そうしたら、おみつさんが指先を怪我してしまって髪を結うことができない。で、今日はお得意先へ入り日だから、すまないけれど、お崎さん代わりに行ってくれないかって、頼まれたんですよ。
そりゃあ、あたしだって病気になったり怪我をすれば、誰かお友だちに頼まなきゃならないんですから、よろしゅうございます。
それからいせやさんっていううち、行ったんですよ。女将さんの曲げは小さいからすぐ結えたんですけれども、むすめさんが、明日お芝居を見に行くから髪を結い直してくれ。1つ結うの2つ結うのも同じですから、さあ結いにかかったところ、旦那の前ですけれども、この髪の毛がくせっけというかまあ立ちの悪い髪の毛でして、なかなか結いずらくて、、

あなたあたしの前で髪の毛のことを、でどうしたんだい?

それでごまかしてって言ったら、失礼かもわかりませんけれども、なんかとか結い終わって帰ってきたんですよ。そんなことがあったもんですから、帰りが6時ちょっと過ぎちゃって。

うちへ入っていたら、うちのが、なにがおもしろくないのか、真っ青な顔して、いきなりですよ、あたしの顔を見るなり、いままでどこで遊んでやがったんだぁって!ってこうなんですよ。旦那の前ですけど、あたしが外で遊んでるわけがないじゃありませんか!

いや、あたしに怒ったってしょうがいない。で、どうしたんだ

あんまり尺に触ったから言ってやったんですよ。何言ってんだい!昼間からぶらぶらしてられるのは、いったい全体誰のおかげだって!そしたら、うちのも男なんですね、腹が立ったとみえて、いきなりですよ、何を行ってんだオカメって。尺に触ったからあたしも言ってやったんですよ、ヒョットコって、そしたら向こうが般若って、だからあたしが外道、

なんだよ、おい。おまえんとこは面ずくしで喧嘩するだな。で、どうすんだよ。

旦那にはお仲人までしていただいて、言いにくいんですけど、もう愛想もこそも尽き果てたんですよ。いっそのこと別れてしまおうかとおもって。

ああ、そういかい。いやいや、お崎さん、あたしに遠慮することはない。おまえさんが別れたいというなら、別れちまったほうがいい。おまえさんが言うから、あたしも言ってきかせるよ。いいかい。悪く誤解しないでおくれ。おまえんとこの亭主というものは、うちのほうから出た人間だよ。なにかあったときには、あたしは、おまえの亭主の味方をする立場だが、あたしはおまえのとこの亭主の味方はできない。
ちょいとおもしろくないことがある。4、5日前だった。近所に用があって、出掛けたんだよ。帰りがけにおまえの家の前を通ると、格子がこのくらい開いていた。物騒じゃないか。いるのかいって声をかけると、「旦那ですか。どうぞおあがりください」座布団を出してくれた、お茶を淹れてくれた。これはいいよ。どうぞお上がりくださいといいながら、前にあった御膳を脇へすっとどかした。このお膳の上をひょっとみて、あたしはおもしろくない。刺身が一人前とってあった、これはまあいいよ。徳利が1本乗ってたね。いいかい、飲むなじゃないよ、飲むなじゃないけれども。おまえの家業が髪結いだ。おまえさんが1日に油だらけになって、真っ黒になって、働いている。その留守に亭主が昼間から酒なんぞ飲んでいられたら、困るじゃないか。飲むなじゃない。おまえだって少しは行ける口なんだろ?仕事から帰ってきて、2人で1人前の刺身を半分ずつ、1号の酒を半分ずつ、差し向かいで飲んでてごらん。近所のものがこれをみたら、仲のいい夫婦なんてもんじゃない。それをおまえが一生懸命働いて、その留守に亭主がうちん中で酒なんぞ飲んでいられたんじゃ、困るんだよ。別れたほうがいい、お別れ、お別れ。

(静かな怒り)暇な身体なんですからね。暮らしに困ってるわけじゃないし、刺身だって50人前とって長屋中に配ってるわけじゃないし、お酒だって2升も3升も飲んで泡吹いてるわけじゃないし、1人前の刺し身食べたから、1合の酒を飲んだからって、あんたにそんなことを言われる必要はない

なんだよ、おい。だからあたしは夫婦の間に口をはさむのはイヤなんだよ。どうしようってだよ。

うーん、旦那はじれったい

こっちのほうがよっぽどじれったい、どうすんだい?

そうですねぇ。うちの人の気持ちが知りたいんだよ。

無理をいいなさんな。おまえさんたちは、世帯をもって5年立つんだよ。5年経ってるおまえにわからないのに、あたしに亭主の気持ちわかるわけないじゃないか。

もう、あたしのほうが年が下なら構わないですよ。7つも上なんですもの。女なんというものは老けやすい立ちですよ。年をとって患って寝込んでるうちに、うちのが若いこういうのを引っ張り込んで、へんなことされて、悔しいから噛み付いてやろうたって、歯なんかぬけちゃって、土手ばかりになって、、

おまえは、よくしゃべるね。おまえは。で、どうしろと、

いまもいうとおり。気持ちが知りたんですよ。とも白髪まで添えとげられるものなのか、私が患った時に看取り看病をしてもらえるものなのか、そういう気持ちがわたしは知りたいんですよ。

ああそうかい。だったら、お前さんに言って聴かせるものがある。もう少し前に出な。お崎さん、もろこしを知っているかい?

焼いてたべるやつでしょ

いや、とうもろこしの話しじゃないない。いまの中国だ。ここに孔子という学者がいたな。

幸四郎の弟子なんですか?

役者じゃないよ、学者

学者ってのは、どういう形をしているんです?

おまえさんなにもしらないんだね。いまでいえば、文学博士とかいわれるひとだ。この人は、まあ、閑静なところが好きなために街なかに住まないで、郊外に住んでいた。毎日役所にお通いになるのは、馬を利用している、2頭の馬を飼っていた。中でもお気に入りは白馬だ。
ある日のこと、乗替の栗毛に乗っておでかけになった。どういう間違えか、お留守の間に厩で火事から出た。さあ、ご家来衆は大変だ。お殿様のご愛馬、もしものことがあってはいけないと、家来が厩に飛び込んで、白馬をひっぱりだそうと思ったんだが、名馬ほど火をおそるるの例えの通り、ずるずるずるずる後ずさりをする。そのうちどんどん、まわりに火が回ってくる。ご家来集は自分たちの身が危なくなったから、羽目を(パンッ)けやぶると逃げ出した。この間に白馬は焼け死んでしまった。やがて、殿様お帰りになったんで、
おかえりなさいまし。お留守の間に大変な粗相をいたしまして、厩から火が出まして、ご愛馬の白馬が
というか言わないうちに、
家来のものに怪我がなかったか、家来のものに怪我がなかったか、
家来一同みな無事でございます。
そうか、それはよかった。
にっこり笑うと、すっと奥へ入っていった。ご家来州はどう思う?ご愛馬を焼け殺してしまって、どんなお叱りを受けるか知れないとハラハラしていたところ、馬のうの字も言わないで、逆に我々の身を案じてくれた。このひとに使えるなら、命もいらないということになるじゃないか。お屋敷は大層繁盛したということを聞きましたよ。
これとまるで逆の話しがある。麹町のお屋敷に去る旦那がいたな。

サルが旦那になったんでしょ?

サルが旦那になるわけないでしょう。名前が言えないから去る旦那っていうんだよ。

あ、そうなんですか。ふーん。で、どうしました?

その人のお楽しみが瀬戸物だ。

あら、似たような話しがありますね。うちのがあんなクセに瀬戸物が好きなんですよ。この間、このくらいのお皿、しかもヒビがはいってるんですよ、それを1円50銭も出して買ってきたんですよ。だから、あたしいったんやったんですよ。こんなヒビが入ってるお皿1円50銭も出してもったいないじゃないですかって。
なにをいってる、ひびが入ってるから、おれたちの手に入る。ひびがはいってなかったら、手にはいるものじゃないって。
黄色切れにくるんで、なんか箱をこしらえて、そんなか入れて、たまーに引っ張りだしては、眺めて(・∀・)ニヤニヤしてますよ。

お前が買ってくる1円だの1円50銭ってものじゃない。そんな安物じゃない。ひとつが何十何万というせとものだ。

いやあ、まあ!そんな大きな瀬戸物があるんですか?

おまえね、値段が高ければ、大きいってもんじゃない。葬式饅頭じゃないんだから。
あるとき、ここへ、この珍客がお見えになった。

サルのとこに、チンがきたんですか?

珍しいお客のことを珍客というの

フランス語で?

日本語だよ。ほんとに
さっそく瀬戸物を出して、自慢話しがはじまった。お客様がお帰りになる。後片付けは、奉公人はさせませんよ。奥さんが自らが片付けなさる。いましも奥さんが、一枚の皿をもって、2階からハシゴ段を降りようと思うと、女は血の道だ、クラクラっと、目眩がした。前へのめっちゃいけないと言うので、後ろに反った。足が上がったら、履いてた足袋が新しかったのか、ずたたたたったたとそのままハシゴ段を滑り落ちた。滑り落ちながらでも、普段から瀬戸物は大事だと言われたために、頭の上に捧げていて、そのまま尻もちをついた。その物音に旦那が飛んで出てきた、瀬戸物は大丈夫か、皿は壊しやしないか、瀬戸物は大丈夫か、息もつかずに38連おっしゃった。
瀬戸物は大丈夫でございます。
そうか、安い金で買えるものじゃないから、気をつけなくてはいけないぞ、すっーと奥へ入ってしまった。
しばらく経つと、奥様の姿が見えなくなった。みんなでさがしていると、お仲人が見えて離縁をいただきたい。
どういうわけだ?
お宅では人間の身体をなにひとつ心配なさらずに、瀬戸物のことばかり言っていた。さすれば、おたくでは人間よりも瀬戸物のほうが大事なんでございましょう。そういう薄情なところに娘を嫁にやっておくことができませんから、離縁をいただきたい。
これは理屈だよ、そうじゃないかもしれないけど、夢中になっているときは、そこしか見えない。旦那は出したくない、離縁を出した。それが評判になって、あそこのうちの旦那は薄情だ。誰一人嫁の候補がない。いまだに1人で暮らしている。
おまえのとこの亭主が皿を大事にしているというなら、思い切って皿を割ってごらんよ。へ?そのときに、亭主がおまえの身体を心配するか、瀬戸物のことを言うか、、、

んなことはわかってますよ。うちの人のことなんです。あたし身体を心配しますよ。

心配しますよ、それがわからないから、試すんじゃない?

うーん。言われてみると、心配ですよ。瀬戸物も、だいぶ大事にしてますからねー。うまくもろこしになってくれれば、いいけれども、まちがって麹町のサルになると偉いことになりますから。
旦那すいませんけど、一足先にうち行ってくれませんか?

あたしがおまえのうち行ってどうする?

あたしが帰ってきて、皿を壊すから、瀬戸物ことじゃなくて、身体のことを聴いてくれって。

それじゃ、なににもなりゃしない。お前さんは未練があるからいけないんだよ。もっと細かく言うおうか。うちへ帰ったら、表から入らずに、裏からお入り。いいかい。裏から入っておいて、先におまえのほうからあやまっちまいな。一言でいいから、ごめんさないとあやまんな。どんな男でも女のほうが立てて、やるようにしなくちゃいけないよ。いいかい、男というのは、外見じゃないよ。ここだよ。普段べらべらべらべら喋る男にろくなやつは、いないよ。話し家はべつだよ。
で、あやまっといてだね、台所へ出ていって、上げ板をすこーしずらしておきな、で、亭主が大事にしている皿をもって上げ板を踏み外したようなふりをして、片足をつっこみな、つっこむ途端にその皿をへっついの角かなんかにぶつけて、割っちまいな。で、このときに、おまえの亭主が皿のことをいうか、身体のことを心配するか、瀬戸物のことをいうようだったら、亭主はゼロ。おまえの指先一本でも心配をしたら、これりゃまあ大したものだ。まあまあ、夫婦の間でお互いの気を試すというのは、嫌なことかもしれないけれども、おまえさんの一生のためだ、ね、思い切ってやってごらん。

そうですね。あたしの一生のことなんですもんね、じゃあ、思い切って、やってみようかしら。

ああ、やってごらん。あとはね、あたしがどういう具合にでも、相談にのるから、大船に乗ったつもりで、さっきもいう通り、おまえさんの味方だあたしは。どんな話しも乗るから、思い切ってやってごらん。

じゃあ、思い切ってやってみますんで、旦那いろいろありがとうございます。お手数をおかしました。ありがとうございます。じゃあ、ごめんなさい。

ただいま。ただ、、。なに。おっかない顔して。まだおまえさん怒ってんだろ?怒ってんだろ?

怒っちゃいねーけどよ。おまえくらいわがままな女はねーぞ。夫婦の間だよ、たまにはなんかあるよ。ぱーっと表へ飛び出して、なげー時間帰ってこねーじゃ、しょうがねーんだよ。一応、お前が帰ってきたら、一緒に飯を食おうとおもって、こうやって支度して待ってるじゃねーか?

おまえさんなにかい、あたしと一緒にごはんが食べたいかい?

変わった女だな、こりゃ。食べたいかいったって、そうじゃねーだろ。朝、温かい飯炊けるから待ってろって言ったって、お前得意さきのほうが大事だって、冷や飯書き込んで外へ出ちゃうじゃねーか。昼は外で済ませるじゃねーか。夫婦2人で飯を食えるのは夜だけじゃねーか。だから、おれはこうやって、支度してさっきから待ってんじゃねーか。

おまえさん、もろこしだよ!

なんだよ、そのもろこしってのは?

まあ、旦那は大したものだねぇ。じゃあ、瀬戸物のほうに取り掛かろう。

やい、ええや。大丈夫だよ。それはな、みんなキレイにあらって、拭いてしまってあるんだよ。下地ひとったらし垂れてねーんだよ。大丈夫だよ。キレイ洗ってしまってあるんだから。
おい、なんだってそんなものを持ち出すんだよ。おい、いまそんなものに用はねーんだよ、おい、おい!大事な皿なんだから、おめぇ、そんなもん持ち出すなよ!おい!!

だーから、男なんか油断ができないよ、いまもろこしだと思ったら、麹町のサルになりやがって。

なにをおまえね。おまえ先代萩のやらしぼうみたいなかたちをして、、
あああああああああああ!!!!!!!!!
言わねーこっちゃねーじゃねーか。わっちめーちゃねーか。用がねーのに持ち出すから、、、、
おい、怪我なかったかよ。おい?大丈夫かい?おい?なにをぼーっとしてんだよ。怪我なかったか、聞いてんじゃねーか!

(涙をふく)ああ、ありがたいじゃないか。あたしが案ずることなんか、これっぽちもありゃしない。おまえさん、なにかい、そんなにあたしの身体が心配かい?

あたりまえじゃないかい、おまえに怪我されてみろ、明日から遊んでて酒が飲めねー。

補足

・最初のほうで、伊勢谷さんのところに髪を結いに行くとこだが、「あたしに、髪をことを言っちゃいけないよ」の下りは、歌丸師匠にしかできないので、カットしちゃいました。良いボケも思いつかず、ここはこのままスルー。

分からなかった日本語

・スタート部分の「3日に上げずだね」
 →語感でなんとなくわかるけど、どういう意味?

・スタート部分の「ま職に合わない」
 →これもググッても見つからず

・最後の皿割る直前、「先代萩のやらしぼうみたいなかたちをして」
 →これも調べても出てこない

誰かわかるようだったら、教えてください。特に、下げ直前は、しっかりボケ数踏みたいので、「先代萩の…」は意味合いがわかると現代的な言い換えも出来ていいなって思ってたり…。私も他の演者さんの動画見て、言葉を研究します。

おもしろかった日本語

「名馬ほど火を恐れる」
これおもしろいなって思って、ググッても落語の書き起こし記事しか出てこないのね。語源が知りたいですね。


以上、少しでもみなさんの落語学習の励みになれば、これ幸い。


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