東京モラルハザード

お腹がゆるいので、うんこを漏らさないことを目標に生きています。音楽を中心にカルチャー寄りの話題を書きます。

MORALITY IS DEAD

BAYCAMP2013に行ってきたからまとめ

BAYCAMP2013に行ってきました

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前日、泡盛をたらふく飲んでしまい、2日酔いの中、
集合時間が1時間も遅れたり、
川崎駅から会場までシャトルバス券を
取得し忘れたりと、
スタートはどうなるかと思った。

しかし、開場に遅れることもなく、
雨予報にも負けず日中は晴れ、雨が降ることもなく
土曜の昼12:00から翌日の朝4:00までぶっ通しで
音楽で音楽漬けになることができた。

今年はフジロックにも行けず、
鬱々としていたので最高の夏になった。

いま全身疲労の中、明日の仕事に悶々としながら、
私が見た注目アクトを振り返って行きたいと思う。


まずは総括

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もってる音源だけでがんばって、プレイリストを作ってみた。
全然足りなかった。

【ベストアクト】

the telephones

ひたすらに踊らさせた。
実際、観客もテレフォンズのファンがすごく多く、
一番人が集まったと思う。
もう開場の後ろのほうまでものすごい人と
その人たちがみんな踊ってる風景は凄まじかった。
もう足を止めることなく踊り続けた。

【すぐにCDを借りてもっと聴きたいアーティスト】

Wienners

POLYSICSにそっくりということで、昔から知ってはいたが、
聴いたことは一度もなかった。
とにかく、オープニングアクトとしても最高に爽やかな
パフォーマンスでもう胸がキュンキュンになった。
演奏力は勿論のこと、バンドメンバーそれぞれの個性が出た
素晴らしいアクトだった。

【思い出に残る場面】

後藤まりこにサインしてもらった

CD買っちゃった。後藤まりこと握手しちゃった。
るんるん。

森三中ガールズの金髪が快速東京のライブ中にダイブして、そのまま警備員に救われることなく、頭からコンクリに落ちる

森三中を彷彿させる女子二人組がいて、
目立つせいか、行くステージの先々で目にしていた。
声はかけなかったが、私たちの中で非常に愛着が湧いており、
水鉄砲を持ちながら、雰囲気を楽しんでる姿が微笑ましかった。
その金髪の片割れが、快速東京のライブ中に最前列でダイブをかましたものの、
屈強なセキュリティーに観客の上を運ばれることを気付かれず、拾われることなく、
そのままステージ側のコンクリートに頭から落下するというハプニングがあった。
目撃していた誰もが唖然としてしまい、女子大生らしい子なんか、
怪我を予期したのか、目を覆ってしまっていた。
しかし、森三中は何事もなかったようにその場で直立し、
曲のテンポの倍くらいの速さで手を降りだした。
凄まじい生命力を感じた。

一緒に行ったタシロがDJが次に流す曲を当てる

今回男子3人での参加だったが、そのうちの1人タシロが、
次に斉藤和義の「歩いて帰ろう」が流れることを当ててしまった。

忘れらんねぇよが「シャングリラ」を歌う

登場するなり、いきなり「セックス」叫んだあげく、いきなり
チャットモンチーの名曲「シャングリ」のサビから全力で歌いはじめた。
最高だった。
そこだけ切り取ったら、ベストアクトだったかもしれない。


ミケトロイズ


到着して、一発の目のビールと昼飯をメインステージ側の
芝生エリアで済ませたところ、
DJステージのほうからつしまみれが聴こえてきた。
でも、つしまみれではなかった。
GO!GO!7188でもなかった。
東京マドンナでもなかった。

ミケトロイズだった。
もう端的に説明すると、そっち系。
もう何度も再生産されてきた、そっち系。
でも、すごいよかったんだ。

めちゃくちゃ緊張してるのも伝わってきて、その場を離れることが
できなかった。
単独ライブに行くまではなくても、また聴きたい。


Wienners


ミケトロイズの次は、Wienners。
最近、でんぱ組.incのでんでんぱっしょんの楽曲プロディースをしたとかで、
私の中では俄然注目度が上がっており、
ちょうどいいタイミングに彼らのライブを見ることができた。

はっきり行って、ボーカルが銀杏BOYZの峯田に似ているにも
かかわらず(パフォーマンスを含めて)、キーボードが奏でる美しい音色で、
楽曲は大変爽やかにまとまっており、晴れ始めた海沿いの会場を
優しく包んでいた。

比較をするなら、POLYSICSが一番しっくり来るが、
ポリとは全然違う方向性であることははっきりつかめた。
単独でもまたライブに行きたい。


忘れらんねぇよ


SuiseiNoboAzを横目にDJステージの方へ向かった。
前述したとおり、シャングリからはじまり、ステージ前は終始最高潮だった。
正直曲も一曲しか知らないし、暴れるだけで、
しっかり聴くこともできなかったので、非常に残念だった。
MCが面白いことだけはわかった。
もみくちゃにされ、着替えを欲するまでにびしょびしょになってしまった。

今後楽曲を聴くことも、ライブに行くこともそれほどないと思う。
ただ楽しいことは楽しかった。


キュウソネコカミ


予習の段階で一番見たくなっていた。
感想としては、小さい箱で見たい。

今回のフェスに来てた特に若い層に凄まじい人気があると感じた。
ウツノミヤがいま高校生だったら、かなりハマってたかもしれない。

途中、「筋斗雲」なる発泡スチロールの板が登場し、
ボーカルがそれに乗って観客の上で起ち上がって、歌う姿は、
曲芸の域に達しており、なかなか面白かった。

ボーカルが思った以上に、
レミオロメンのボーカルに似てるのも、個人的には
好感触だった。


eastern youth


だんだん夕暮れに近づく時間帯。
最高にアツい演奏だった。
みんな立ち尽くして、見る感じ。
観客たちが聴き入る素敵な風景が広がっていた。

とにかく、普段よりも熱がこもっているようにも見え、
時間帯も良いことがあり、
目に涙をためてしまった。

大スクリーンに映し出させるボーカル吉野の
絞りだすような表情はもはや芸術。


後藤まりこ


今回、なぜメインステージでやらずに、DJステージのほうでライブを
おこなった?
と感じるアーティストは結構いた。
その中の1人。
私はほぼ最前列にいたが、
ステージから50m以上先のごみ収集所までびっしり人が
埋まっていたように見えた。

前回の静かなリキッドルームとは比べ物にならず、
気持ちわるい男たちが演奏スタートと同時に大量に前列に流れ込んできて、
異臭を放っていた。

ステージ前は異常な激しさを帯びており、
女性客のほとんどは演奏が終わると
最前部から消えていた。

どこからあの男たちは湧き出てきた。
そして、女子たちはどこへ消えた。

後藤まりこも、観客のボルテージに相乗りする形で、
観客側に設置されているスピーカーの上に乗っては、
必要以上になんどもライブを繰り返し、
若干収拾のつかない状態になっていた。

もうね、パンツおっぴろげでございますよ。




後藤まりこが終わってDJステージのテントを出ると、
すっかり外は真っ暗になっていた。
後半レビューは、のちほど。

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