2015年ベストだった音楽のまとめ(主にアイドル)
2014年12月もっとも聴いていたCDは、大森靖子のアルバム「洗脳」だった。
今年は、ホントに多くのアイドル聴いた感じで、すっかり在宅系ヲタクの仲間入りでござう◎
昨夜は、「アイドル New Year サミット 2016」なんて番組もやってて、夢のような時間であったな。みんなをテレビで観られるなんて…。
2015年の賞はコチラ↓↓↓
・総合トップ
・アイドル総合トップ
・アイドル副賞
・新人賞
・ラップ賞
・ロック賞
・変化球賞
・MV賞
・電子音楽賞
それではいきましょう!
総合トップ:星野源「SUN」
いや、いきなりアイドルじゃないんかい!星野源も、もはやアイドルでしょう。現場のファンの熱気、すごいもんな。
イントロの浮雲ギターリフを温かみ、浮雲にしか表現できない音作り。そこからの優しい歌い出し。もう異様な高揚感っしょ。
めっちゃくちゃ聴いたってわけでもないけど、今年ベストトラックだった。トラック単体で1番印象に残ってる。
フジロックで見た影響もあるかもしれない。
最高の天候で星野源の声が尽き抜けたグリーン・ステージ(フジロック2015)
- アーティスト:星野 源
- 発売日: 2015/12/02
- メディア: CD
アイドル総合トップ:バンドじゃないもん!「君の笑顔で世界がやばい」
曲名書くと、ほんと幼稚でバカ。初見さんには、いい印象与えないでしょう。でも、曲はすごい良いんだ。
バンドじゃないもんは、一応バンドサウンドメインのアイドルグループです。リーダーは、神聖かまってちゃんのみさこだし。アイドル界のミクストメディアらしいっす。ディアステ出身が2名、そこにみさこ、さらにテラスハウス出演者「ちゃんもも」が加わって、でんぱ組にもが・ピンキーが入った頃のような、投資フェーズに突入している感がある。
バンもんの株があるなら、いま買いたい。
曲の話をする。構成がしっかりしてて、ボーカルの掛け合いもバランスが取れてて、ザ・ディアステージ系って仕上がり。でんぱ組とか好きなら、絶対響くと思う。なによりなにより、イントロや間奏に入るギターリフがカッコ良い。めっちゃ耳に残る。その箇所とバンドサウンド聴くためだけでも、曲を聴きたい。
他にもおすすめ楽曲がいっぱいだよ。
「恋の呪文はスキトキメキトキス」
アニメ「さすがの猿飛」のOP曲。出だし結構単調だし、どうしてカバーしたって感じだけど、後半レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「ゲリラ・レディオ」のコピーから入って、ツーバスでドカドカと最後まで走ってくれる。
ゲリラレディオやってくれるだけで、ウツノミヤ的オススメ。
あと、バンもん聴き出してから、恋汐りんごちゃんこと、汐りんに結構ハマる感ある。さすがに元秋葉原アットホームカフェ出身だけあって、世界観を崩さない見事のアイドル魂を魅せてくれます。最近のアイドルは、カジュアルなのが多いからね。俗世感ないのは、大切。
- アーティスト:バンドじゃないもん!
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: CD
アイドル副賞:ゆるめるモ!「Hamidasumo!」
ゆるめるモは、ニューウェーブアイドルとして、ようやっと日本ニューウェーブ界の逸材ポリシックスのハヤシより楽曲提供を受けることとなった。ポリの似た者バンドにWienners(ウィナーズ)と比較すると、ハヤシはアイドル向けに改良した曲は作れないだなって感じであった。
ウィナーズは、でんぱ組への楽曲提供で「でんぱれーどJAPAN」などでんぱを代表する曲提供してきた実績がある。一方、ハヤシの提供したハミダスモは、もうどう聴いてもポリシックスの曲。確かに、モ!は、ポリを感じる楽曲多いけど、余りにもポリシックス感が強すぎ。ハミダスモは、ぜひポリにもセルフ・カヴァーライブしてもらいたい。
しかし、ちゃんと曲とおして、目立ちがちの「ようなぴ」や「あの」ちゃん以外のメンバーの魅力も感じられるようになったのは、いい発見だった。モ!って、いまのメンバー全員そろって、モ!だなって思ったよ。
あと、idアイドル。
私が愛して止まない後藤まりこ氏による楽曲提供。最近、後藤さんTwitterですら不在らしく、相変わらず不安定な日々が続いてるんだなって。落ち着かんですな。
後藤さん今後は作曲に専念ということで、今年は様々なアーティストに楽曲を提供されたようですが、この曲がいままでの提供曲の中で1番よかったね。後藤まりこの狂気的なところがしっかり感じられつつ、モ!向けにfixされてて、最近弱点だった曲の構成も全然違和感ない。編曲のハシダカズマ(箱庭の室内楽)と相性がよかったか。
- アーティスト:ゆるめるモ!
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: CD
新人賞:KOTO「プラトニックプラネット」
あんたら、このアイドル知っとるか?おらぁ、ここ1ヶ月くらいで知っただ。
レコライドによる楽曲制作。どこか懐かしいリズムに、ゲーム感あるピコピコサウンド、そして現代的はブレイク。曲が最高じゃろ。あとは、本人のキレッキレのパフォーマンス。冴えない女子だけど、好きになっちゃうよね。そんなに動く必要あるっ?
ぜひアルバムを買ってほしいし、ハズレの曲は1つもございません。全曲はレコライド佐々木喫茶が作詞・作曲。
デビューしてそろそろ2年。単独でここまで攻めるのは、早々に伝説になりそうな。
現場オタのみなさん、ライブどんな感じなんでしょうか?気になります。
- アーティスト:KOTO
- 発売日: 2015/07/15
- メディア: CD
ラップ賞:校庭カメラガール「Last Glasgow」
今年は、フリースタイルダンジョンもはじまったことで、ラップに触れる機会が格段に増えたね。それこそアイドルラップであれば、lyrical school、嫁入りランド、ライムベリー、daoko、サ上と中江などなど聴いたわけで、今年1番お金をかけたジャンルだと思う。
アイドルとラップのバランス、それから今年発売という枠で、校庭カメラガールが1位。
校庭カメラガールは、ボーカル配分もきれいだし、楽曲の完成度も高いし、文句ないけど、個人的にはちょっと印象残らない感じはある。
ロック賞:おやすみホログラム「plan」
この動画の1曲目が「plan」である。
前情報なしで、とりあえずアルバムを買ったのよね。見た目きゃりぱみゅみたいだし、絶対ピコピコだと思って。開けてびっくり玉手箱。ロックじゃねーか。
そう、こやつら、ロックだったの。サウンドは、なんか2000年代前半感漂う荒削りサウンド。鋭角なギターサウンドは、どこか1発録りしてたナンバーガールの初期を感じさせる。ボーカルも決して上手くはないけど、こういうサウンドには逆に映えるというか。どちらにせよ、歌い方がエモくて良い。物足りなさを感じる人もいるかもしれないけど。
ロックっていうと、今年は快速東京のフリーアルバムも非常によかった。まだ聴いてない方は是非。
変化球賞:清竜人25「Mr.PLAY BOY…♡」
去年から引き続き、最高の幸せを運ぶアイドルグループ、清竜人25。第7夫人優華の加入で雰囲気も変わったのか、夫人たちも夫人業に慣れてきたのか、だいぶ安心してて見られるようになってきた。
竜人がアイドル活動に飽きなきゃいいなって思ってる。曲はどれも最高だけど、「ハードボイルドに愛してるぜ」がちょっとイマイチだっただけに心配。
ちなみに、アルバムで初音源になった曲も、置きに来てる感がある。不安。
MV賞:tofubeats(トーフビーツ)「STAKEHOLDER」
今年、ついにFNS歌謡祭にも登場したトーフビーツ。飛ぶ鳥を落とす勢いとは、まさにこのこと。仕事がばしばし来てることだしょう。2枚目のメジャーアルバムで、唯一自らがボーカルを務めたトラックだ。
MVは、なんと私ウツノミヤが映像作家として大尊敬する細金卓也さんによる制作。もの壊したりする描写の連続で、「いまさら使い古された表現」だとネットで散見されたが、悪くなかったよ。
曲自体は、大して印象にも残らないという感じだったけど、じわじわまた聴きたくなることがあって、良くできたスルメ曲であった。
電子音楽賞:BPM15Q「すれ違い僕と君の通信」
見事2015年5月お披露目。もしもしにっぽん出場も果たし、いま最も勢いのある新世代アイドルユニット。国民的ニート「にかもきゅ」と苺りなはむの2人組、BPM15Q。
アイドル応援アプリCHEERZでは、1位をとり続けたにかもきゅの根気。ZOZOタウンでのグッズ販売など、マーケティングやプロデュースにも本気と戦略を感じる。
曲は、わかりやすく紹介すると、パフュームの真似事。でも、1つ1つのトラックは、いまのトレンドを捉えていてドープな音作りを心がけているし、踊れる要素が強い。秋葉原MOGRA界隈の音楽ルーツを感じる。まさにシブカル系のドッ直系をいくアイドル。CDも数量限定での発売しかしておらず、在宅派としては発売が待ち遠しい。