東京モラルハザード

お腹がゆるいので、うんこを漏らさないことを目標に生きています。音楽を中心にカルチャー寄りの話題を書きます。

MORALITY IS DEAD

出演アーティストは知らないけど、野外で爆音で音楽が聴きたい友人のためのBAYCAMP13のススメ#1

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はじめに

フェスで爆音で音楽が聞きたい友人をBAYCAMP2013に誘った。
彼は、出演するアーティストをほとんど知らない。
そんな彼のために、ウツノミヤが独断と偏見で選んだおすすめアーティストを、勝手に紹介していく。
曲もアーティストもわからなくても、フェスは楽しめるもの。
それでも、少し知ってるだけで、楽しさは変わってくる。


快速東京

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昨年のBAYCAMPにも出演した快速東京。
彼らの特徴はなんて言っても、楽曲の平均時間が1:30という"スピードパンク”なるジャンルに立っていること。一曲がとにかく短い。短いのよ。それが、「快速」たる所以。
もちろん、ウツノミヤは大好きで、CD全部もってるのよ。9月のワンマンライブにも行っちゃうの。
あんまり音楽を知らない人が聴いたときに、ブルーハーツみたいって言ってたかな。

彼らは、音楽性に限らず、アートワークが秀逸。
さすが、全員多摩美出身だけあって、バンドのロゴからMV、Tシャツ、どれも彼らの楽曲の世界感を拡張させるポップアートになる。

曲短くても、踊っちゃうぜ。


後藤まりこ

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大阪のパンクバンド、「ミドリ」の元ボーカル。
最近は、ドラマ主演や森山未来との舞台共演など、活動の幅も広げ、メディアへの露出も増えてきた。
ウツノミヤも、先日のリキッドルームでのライブを観てきたばかりで、後藤まりこへの興奮さめやらぬ。

音楽性はミドリの時代に比べ、だいぶポップになったものの、その内省的で自己欲求的な表現は、よりマイルドかつ露骨に溢れ出るようになったと思う。
後藤まりこの魅力は、一重に狂気である。これはライブに行かなければ、絶対に伝わってこない。人を殺すような、凄まじい狂気が彼女からは、絶えず溢れている。目が合った瞬間、殺されるんじゃないかと思う。
表現する人間として、これだけの狂気と愛嬌を放てる人は、そういないと思う。
それが彼女の魅力。
是非、ライブで生の後藤まりこを観ていただきたい。


東京カランコロン

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男性女性のツインボーカルの5人組。
恋愛の苦悩や10代のノスタルジックな気持ちを、ポップに歌い上げる。
オシャレな若者邦楽バンドって、とっつきにくいイメージがあるけど、彼らはほんとにポップでどんな人でも空気に取り込んでしまう。あたたかくて、底から元気になるようなライブパフォーマンス。メンバー同士も、すごい仲が良さそうで、友達のバンドを見に来たような錯覚を起こしてしまう。
自然と応援したくなる。
去年のBAYCAMPにも出演しており、今年は是非メインステージで見たい。

ライブでも"one,two!"コールで盛り上がる、true!true!true!をここに掲載する。
これさえ覚えとけば、とりあえず楽しめる。


0.8秒と衝撃。

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カランコロンとは、対をなす、オシャレでとっつきにくい系バンドの代表格。
男女2人組で、あとはサポートメンバー。
楽曲も変拍子で意味不明なものが多く、ライブ中も下品な「おっぱい」コールなどがあり、人を選ぶ。
ただ観客最前部で踊り狂うには、最高のパフォーマンスをしてくれる。
でもやっぱり、人によってはうるさいだけってなるかもね。


eastern youth

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随分と大御所な日本のパンクバンド。
ウツノミヤは、パンクだと思ってるけど、人によっては違うって言うかも。
でも、ただひたすらにアツい。
ほんとにアツい。
スキンヘッドのボーカル吉野は、首の血管をむき出しにしながら叫び、ギターをかき鳴らす姿は圧巻。
たぶん今年のBAYCAMPの中では、客層がHUSKING BEEと並び、おっさんの多い感じになるのではないか。
でも、パフォーマンスは若い連中にはまったく引けをとらない、すばらしくエネルギッシュなものになると思う。
ビールを片手に夕暮時間に後ろのほうからぼーっと見るのもありだし、最前部でみんなと一緒になって手をあげてノルのもいいと思う。パフォーマンス見てると、自然と涙が出てくるような高揚感のあるバンド。



以上、5組紹介した。
これだけでも、正直6900円払って見に行く価値のあるフェスだと思う。
朝まで楽しみたいっすねえええ。

まだ紹介足りないので、#2に続く。

MORALITY IS DEAD